ゆるくら ー香水感想ブログー

香水について語るブログ。ジャンル色々。

ラボラトリオ・オルファティーボ 『エスベルデ』

Twitterのフォロワーさんから、ラボラトリオ・オルファティーボの『エスベルデ』をお譲りいただきました。

noseshop.jp

地中海に浮かぶ小さな島、エス・べルデ島。

神話の時代の記憶を色濃く残した豊かな自然は、不規則なベチバーの揺らぎをベースに、プチグレインとコリアンダーが風に揺られる木々の若葉の胎動を伝えてくれます。

めまぐるしく変わる島の自然のように、時間の経過でまったく違った香りの側面を見せてくれるでしょ う。

NOTE:

ベース|ネベノリード 、ベチバー、ムスク、プチグレインレモン、コリアンダーの葉

賦香率:12%

パフューマー:ピエール・ギヨーム

波で侵食された荒々しい岸壁や生い茂る草花が産む自然の造形美からインスパイアされて創りだされた香りです。

ベースノートのみの配合ですが、不規則に揺らぐ豊かな自然のように多面的に香ります。

一定の調和のなかで、繊細に揺らぐ香りの変化をお楽しみください。

これらの香りのハーモニーは皮膚から解き放たれ、嗅覚を通した「感情的な芸術体験」といっても過言ではないでしょう。

NOSE SHPより引用)

香りの感想

実は以前、新宿の某香水店にて、一瞬だけエスベルデを試したことがあります。

ガラスに吹き付けたものを嗅いだだけなのですが、その瞬間、脳裏にぶわーっと、青緑色に澄んだ海の中、ごぼごぼと沈んでいく自分が思い浮かびました。(表現が多彩なタイプの料理漫画における、めちゃんこ美味しいものを食べたときの心象風景が如く。)

マリン、アクア系と評されるような香りではないですし、潮の香りがするわけでもないのですが、第一印象は完全に「海」。

そして今回、お譲りいただき肌に乗せることでどうなるのかな、と思っていたのですが。

 

肌に吹き付けた瞬間は、店舗で嗅いだときと同じく「海」。ミントっぽい清涼感を感じる、軽やかな香り。イメージとしては、滴り落ちる水、水中から見上げる海面、淡く青く色づいた水。

ですが意外と「海」っぽい第一印象はすぐ消えて、ムスクやベチバーの落ち着いた香りが目立ち始めました。

ムスクの清潔感を、ベチバーの甘く生っぽい土のような香りが途切れ途切れに隠していて、「石鹸風」になりすぎず、重くなりすぎず、落ち着いた香りがずうーっと続いていく印象。

 

ベースノートのみの香水ということですが、確かに、トップ・ミドルの香りが飛んでしまった後、肌にかすかに残る香りのような控えめさがあります。

淡くはないのですが、強く主張するような香りでもなく、ちょうどいい塩梅。ガツンと香りに酔いしれたい!というよりは、香りを身につけていることをあんまり周囲に悟らせたくない、だけどいい香りを纏ってはいたい、というときにマッチするような気がします。消えかけのときなんか、ともすれば体臭と錯覚してしまいそうなほど肌馴染みがいい。

 

ちなみに、テーマになっている「エスベルデ島」はどんなところなのかしらん、とちょっと調べて(ググって)みましたが、一見するとゴツゴツっとした岩肌の目立つ、なかなか荒々しい風情。

ちなみに最近は島に上陸できなくなったそうで、検索しても島の中の写真はあんまり出てきません。

とはいえ青々とした海の中にぽっかりと浮かぶむき出しの岩肌や、その下に見える苔のように深い緑などを見るに、草や水の香りは早々に薄れ、しっとりとした土の香りに似たベチバーがメインになってくる『エスベルデ』は、確かにこの島の香りだなぁと納得させてくれます。

 

行ったこともない上に、何だったら今は上陸できなくなっている島なので、実際どんな香りに満ちている土地なのかはわかりませんが。

地中海に浮かぶ自然そのものの荒々しい島、そこに向かう途中の海上ではこんなに瑞々しい水の香りがして、そこに足を踏み入れたときはこんなにしっとりとした土の香りがするのだ、と想像を逞しくしながら纏うのも、なかなか楽しいんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

 

ここからは余談ですが。

知っている人とのやり取りで手元にやって来た香りは、その香りを届けてくれた方への印象や感謝の気持ちもあいまって、手に取ったその瞬間から、少し特別な思い入れが付加される気がします。こういったご縁をくれる方には誠に感謝しかございません。

交換してくれたから、譲ってくれたから、というわけではないのですが。香水、という嗜好品の一つによる関わりの先にいる人々の幸福を祈る毎日です。

マジで。私に関わってくれる人たちありがとうとしか言いようがない。

暑いのでボディシートの感想をまとめる。

ビックリするくらい暑い。

暑いと汗をかき、臭くなる。そうすると香水の香り方に影響が出る。

嫌だ~~~~~~~~~~!

 

ということで、私はわりとよくボディシート的なものを使う。特に外出するときは、お手洗い等に行くたびに使う。出かける前にデオドラント剤を使い、外出してからはこまめに汗をふき取る、というのが何となく心掛けていることだ。

 

その中で、ひとくちにボディシートと言ってもいい感じの使い心地のやつとあんまりいい感じでないものがあったので、自分用のメモとして残しておく。

 

ちなみに私がボディシートを選ぶ上で大切にしていることは3つあって、

 

1.シートが厚め、もしくはヨレにくい

薄かったりヨレやすかったりすると、拭いた瞬間シートがクルンクルンになって結局あんまり拭けないので。

 

2.拭いた後のさっぱり感がある

皮膚がべたべたするのが嫌なので。

 

3.匂いがきつくない

香水やその他の香料にあまり影響させたくないので。

 

ということだ。これに当てはまるものがあればいいなあという感じでいつもドラッグストアをうろうろしている。

 

とりあえず今夏、今のところ試したのは以下。

 

ビオレ さらさらパウダーシート

ビオレ さらさらパウダーシート せっけんの香り 本体 36枚入り

ビオレ さらさらパウダーシート せっけんの香り 本体 36枚入り

 

これは主に家置き用として使っている。

 

・シート…厚め(ヨレにくい)

・さっぱり感…肌がサラサラする

・匂い…普通

 

シートはヨレにくいし、パウダー配合なのでお肌もサラサラになるし、とてもよい。匂いも、少なくともこの「せっけんの香り」ってやつは、多少匂いは残るものの主張するようなものではなく、きつくない。

ネックとしてはシートがわりと小さめなことか。でも首とかちょこちょこ拭くだけならそれほどネックでもない。

使用感的にはこれが一番好き。ただちょっと他のに比べると高めかな~。

 

マンダム ハッピーデオ ボディシート

マンダム ハッピーデオ ボディシート アイスダウン フルーツクーラー <徳用> 36枚

マンダム ハッピーデオ ボディシート アイスダウン フルーツクーラー <徳用> 36枚

 

 

・シート…薄い。あとめっちゃヨレる。

・さっぱり感…拭ければまあまあ、でもヨレまくるのでいまいち実感なし

・匂い…ちょい強め

 

個人的にはけっこう合わないな~と思っているやつ。

大判なのは有難いんだがシートがかなり薄いので、ちゃんと畳んで拭いても端っこからクルクルになっちゃう。あと薄いので乾きやすくて、サイズ的には全身拭けるくらいなのに、首を少し拭いたくらいで水分が失われていき、結局あんまり拭けない。ヨレやすいのでいまいちさっぱり感も味わえない…。あとスーッとする感じはあんまりないです。

パッケージはかわいいのと価格のお手ごろさは嬉しいのですが、個人的にはいまいちでした。

 

シーブリーズ ボディシート

シーブリーズ ボディシート 無香料 30枚

シーブリーズ ボディシート 無香料 30枚

 

 

・シート…薄いけど畳んで使えばあんまりヨレない

・さっぱり感…普通。でもメントールがけっこうしっかりしてるので清涼感はある

・匂い…無香料のものもあるので問題なし

 

シーブリーズだけあって、メントールの清涼感はすごい。拭いてしばらくはずーっとスースーしてて涼しい。私はそこが好きだけど、逆にメントールは苦手、嫌い、という人には最悪かもしれない。

大判シートなのでやや薄めですが、ヨレっぷりはそうでもない。畳んで使えばまあ大丈夫かな…という感じ。

例えばパウダー配合のもののような「お肌サラッサラ!」感はないですが、べたつきはそれなりに取れる。あとわりと安いのも有難い。

 

以上です。

今後違うものも試したら追加するかもしれません。

エタ リーブル ド オランジェ 『ダヴァナンファン』

しばらくブログをいじらないうちに早1ヵ月が経っていました。

ここ最近はとにかく暑くて、香水も扱いづらいですね。匂いがうっとうしくなりやすいとか劣化しやすいとか色々とありますが、汗のせいでそもそも自分からいやなにおいがするので香水をつけづらいというのも大きい。昨日、クーラーのない部屋で家の用事をしていたら、終わった後、服からウサギ小屋のにおいがしました。

そんな中ですが、香水を新調してしまいました。エタ リーブル ド オランジェの『ダヴァナンファン』です。(画像はAmazonから。) 

Etat Libre D'Orange Divin' Enfant EDP(エタ リーヴル ド ランジュ ディヴァン アンファン オードパルファン)100ml

子供は冷酷さで私達を魅了し時に悩ませる。この小さな暴君は天使のような甘い笑顔で大人を惹き付け、気まぐれに周りを困らせると、初めてハッピーになる。まさに、スウィートリトルモンスター

NOTE:
オレンジの花、マシュマロ、コーヒー、ローズ、タバコ、レザー、アンバー、ムスク・・・

賦香率:20%

パフューマー:アントニー・リー (ジボダン社)

キーワード: 天使もしくは悪魔。感情的。スウィートでいたずら好き。

トリビア
・ダヴァナンファンはスイートで優しい香り。子供や親であった時代を思い出させる。スイーツ、パン菓子、ベビーローション。しかし子供は成長し、その甘さは焦がされ、微かな冷たいタバコのビターさをまとうようになる。

・より女性らしさがある香りだが、男性が付けてもとても魅力的である。とても人気のある香りであり、オレンジ自由国の中でも"絶対香るべき"香水の一つ。

NOSE SHPより引用)

香りの感想

吹き付けた瞬間、アルコールが飛んで乾くまでのほんの束の間は、オレンジブロッサムの甘くみずみずしい香りがぶわっと沸き立ちます。その瞬間を過ぎると、まずはマシュマロ+コーヒーの、甘くほろ苦い香りに。最初の方はオレンジブロッサムの爽やかな甘みがまだ残っているので、スイートではありつつもどことなく爽快感のある印象です。

マシュマロ+コーヒーのほろ苦甘い香りがしばし続いた後、やがてレザーやアンバーの、喉と鼻の奥に残るような香りが目立ち始めます。ただ、根底にあるムスクがいい感じに清涼感を付け足してくれているので、レザーやアンバーの重みはわりとソフトに。私はレザーやアンバーの香りは、ものによってはまったくダメなのですが、これは好きです。

そのまま香りが薄れていくのかな、と思いきや、最後の最後にはきれいなムスクが残りました。石鹸で丁寧に洗った手の匂いのような、清涼感のある香り。マシュマロとコーヒーの甘く尾を引く印象や、レザーとアンバーの大人びた印象が嘘のような純粋さ。

紹介文には子供時代、そして成長した後を想像させることが書かれていますが、レザーやアンバー、タバコの苦く香る大人時代の更にその先、最終的に残るのが静謐なムスクというのが詩的で良いですなー、と思いました。

 

実はダヴァナンファンは、NOSE SHOPのガチャでゲットしたサンプルをきっかけに知って、ボトルを購入しました。(サンプル使い切ってないのにね。)

私はお菓子を思わせるスイートな香りがとても好きなのですが、反面、長時間続くとうっとうしくなってしまう性質で。ダヴァナンファンは甘さの続く時間が私にとってかなりちょうどよく、うっとうしくならないタイミングでいつの間にか違う印象に切り替わっているので、「好きな香りをちょうどよくつまみぐい」できるところに惚れました。

 

連日の気の狂いそうな猛暑の中、ちょろっと身につけて外出(近所のコンビニへ行くだけですが)してみましたが、甘さのわりに爽やかで、うっとうしくこもったりはしませんでした。電車内や人混みではさすがにこの猛暑の中では厳しいかもしれませんが、「暖かい」くらいならまったく問題なさそうです。

 

エタ リーブル ド オランジェの香りは何となく今まで手が出なかったのですが、色々と面白そうなのでこんど嗅ぎにいってみよう。

 

サンプル(?)は楽天でも一応売ってるっぽい。ただおそらく海外発送で送料がそれなりにするので、行ける人は店舗で試した方がいいかもしれませんね。